2026年2月17日(火)~2月20日(金) ※プログラムによって異なります
内田 健一 教授 ・ 中西 勇介 准教授 ・ 平田 圭佑 助教 ・ 森 竣祐 助教 ・ Rajkumar Modak 特任助教
課題内容
当研究室では、磁性・スピントロニクス材料やナノ物質を用いた新しいエネルギー輸送・変換原理やその機能性を開拓しています。例えば、熱から電気を取り出せる熱電材料は、身の回りにあふれる未利用熱の有効活用につながり、持続可能な省エネルギー社会の構築に貢献できます。本プログラムでは、そのような熱電材料の合成や熱電現象の計測評価まで一貫して体験してもらいます。
キーワード
熱電変換、ゼーベック効果、ペルチェ効果、
喜多 浩之 教授 ・ 田村 敦史 助教
課題内容
高度な情報処理によってPCやスマートフォンなどのさまざまな電子機器の動作を担う先端半導体は,現代社会に不可欠な技術ですが,その材料,構造や動作の仕組みを意識することはないのではないでしょうか? 本プログラムでは、半導体デバイスで用いられる基本構造(MOSキャパシタやショットキー接触)を実際に作製し,異なる温度条件でその動作特性を測定します。デバイス作製から電気特性の計測までを体験して先端半導体技術の基礎を実践的に学びます。
キーワード
半導体,電気特性,電子デバイス
参考図書
「半導体デバイス: 基礎理論とプロセス技術」
S. M. ジィー 著,南日 康夫,川辺 光央,長谷川 文夫 訳 (産業図書)
梶田 信 教授 ・ 斎藤 晴彦 准教授
課題内容
エネルギー問題解決の切り札となる核融合の実現に向けて、プラズマと炉材料との相互作用、計測開発、磁場閉じ込めなど様々な研究が進められています。本課題では、プラズマ計測や材料分野への応用等の最先端の研究の一端を学び、プラズマ核融合の実験を体験します。柏キャンパスの惑星磁気圏型装置RT-1を使用して、荷電粒子がどのように閉じ込められるか数値計算により理解し、実験室と宇宙に共通するプラズマの波を計測します。
キーワード
プラズマ核融合、超伝導、磁気圏プラズマ、ダイポール磁場
横矢 直人 教授
課題内容
ハイパースペクトルイメージングは、人の目には見えない波長の光も観測し、物質ごとに異なる「光の指紋(スペクトル)」を利用して、わずかな違いを見分ける技術です。本プログラムでは、分光カメラを使って実際に画像を取得し、物質の識別や分離、画像の復元処理に挑戦します。農業・環境・医療など、さまざまな分野で活用される分光データ解析の世界を、体験しながら学びます。
キーワード
ハイパースペクトルイメージング、画像処理
研究室URL: https://www.ms.k.u-tokyo.ac.jp/
辻井 直人 准教授
課題内容
核融合炉においては,摂氏1億度のプラズマを安定に効率よく閉じ込められるよう,プラズマの圧力・電流分布を最適な状態に制御する必要があります.そのためには,まずプラズマの状態を知る必要がありますが,プラズマは荷電粒子の集合なので,マイクロ波やX線といった電磁波を使うことで様々なパラメータを計測することができます.本プログラムでは,柏キャンパスのTST-2球状トカマク装置を用いて,400万度にもなるプラズマの計測を体験していただきます.
キーワード
核融合,球状トカマク,プラズマ計測