2027年2月16日(火)~2月19日(金)
石川 麻乃 教授
課題内容
トゲウオ科イトヨは氷河期以降に海から淡水域に進出し、各地で急速な多様化を示していることから、近年、進化生物学のモデル種としてその適応進化の分子遺伝機構についての研究が進んでいます。本実習では、海から淡水域への進出に重要であった遺伝子重複に着目し、候補遺伝子のコピー数変異や発現解析を体験します。
キーワード
適応進化、コピー数変異、トゲウオ、イトヨ
研究室URL https://sites.google.com/view/asanoishikawa/home
参考図書 「遺伝子から解き明かす魚の不思議な世界」第7章 様々な淡水環境に適応進化したトゲウオたち
中山 一大 准教授
課題内容
褐色脂肪組織は、体内に蓄えた脂質や糖などを代謝して熱を作り出す特殊な脂肪組織で、その働きに大きな個人差があることが知られています。また、この個人差の一部は遺伝的であり、太古のヒト集団では寒冷環境での生存に役立っていたことを示す証拠が見つかっています。このコースでは、実際のヒト個体を対象に様々な手法で褐色脂肪組織の働きを計測し、ヒトの進化におけるその役割について考えます。
キーワード
褐色脂肪組織、環境適応、ヒト
研究室URL https://sites.google.com/edu.k.u-tokyo.ac.jp/nakayamalab/
鈴木 邦律 教授
課題内容
私たちの細胞は、構成成分を新規合成する一方で、不要になった成分を分解し再利用しています。このような分解のしくみのひとつがオートファジーです。2016年にはオートファジーの分子機構の解明により、大隅良典博士にノーベル生理学・医学賞が授与されました。本プログラムでは、大隅博士が発見した出芽酵母オートファジーの現象を自分の目で観察します。細胞が自分自身を分解する現象を自身の目で確かめ、生命が合成と分解のバランスの上に成り立っていることを体感します。
キーワード
オートファジー、出芽酵母、液胞、ライブイメージング
研究室URL http://www.yeast-autophagy.k.u-tokyo.ac.jp/index.html
参考図書
水島 昇『細胞が自分を食べる オートファジーの謎』PHPサイエンス・ワールド新書
吉森 保『LIFE SCIENCE(ライフサイエンス)長生きせざるをえない時代の生命科学講義』日経BP
鈴木 匡 准教授
植物もウイルスに感染すると病気になります。植物細胞は動物細胞と異なり、細胞壁をもっているため、感染過程が大きく異なっています。感染から病気の発症までは5日以上かかりますが、ウイルスが侵入した細胞では1日で爆発的に増殖します。そして、隣接細胞へ移行し、師部から他の葉組織へ広がります。本プログラムでは、感染方法、1日後、2日後のウイルスの増殖を、PCR等の機器を使用して検出します。
キーワード
植物ウイルス、感染、PCR
研究室URL https://sites.google.com/a/edu.k.u-tokyo.ac.jp/ib_birt/