生産技術研究所

生研コース

2024年2月13日(火)~2月16日(金)

1.物性理論物理のフロンティア

羽田野 直道 教授

課題内容

当研究室では理論物理学、特に量子力学・統計物理宅・物性基礎論を研究しています。その範囲で、参加者のご希望に合わせてテーマを相談して選び、研究を体験して頂きます。短期間ですので、主に数値シミュレーションによる研究になるとは思いますが、問題を設定する、解く、答えを吟味するという研究の流れを実体験できる機会にします。

キーワード

非エルミート量子力学開放量子系・量子ウォーク・共鳴状態・複雑ネットワーク・アクティブマター・モンテカルロ計算

参考図書

非エルミート量子力学 羽田野直道/井村健一郎・著  講談社

研究室URL: http://hatano-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

羽田野教授 最先端技術のミニトーク「感染症の数理モデル入門~感染症のひろがりを数学で解き明かす~」(東京大学生産技術研究所Youtubeチャンネルより): 

https://www.youtube.com/watch?v=YTtoFv_SEcA&authuser=0

2.1000年再解析と機械学習による江戸時代の天気再現(文科可)

芳村 圭 教授・吉兼 隆生 特任准教授

課題内容

気候変動による影響評価するには、過去の気候を理解することが必要です。本課題では、東大が開発している機械学習による超解像手法を用いて、江戸時代末期から現在までの各地の天気を再現し、歴史資料による検証を実施します。

キーワード

機械学習、気候変動、歴史天気

研究室URL:http://isotope.iis.u-tokyo.ac.jp/ 

3.シミュレーションで琵琶湖の環境を予測してみよう(文科可)

北澤 大輔 教授 

課題内容

世界の湖沼や沿岸海域では、周辺住民の生活排水が流れ込み、気温上昇など気候変動も相俟って、富栄養化による赤潮や貧酸素水塊などの環境問題が発生しています。生態系モデルを用いた数値シミュレーションを用いて、汚濁負荷の変化や気候変動による琵琶湖の将来の環境を予測します。

キーワード

生態系モデル、数値シミュレーション、汚濁負荷、気候変動

参考図書

「温暖化の湖沼学」永田俊・吉山浩平・熊谷道夫 (編)、京都大学学術出版会

研究室URL: http://mefe.iis.u-tokyo.ac.jp/index.html


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4.身の回りの金属の中をミクロな視点から覗いてみよう(文科可)

井上 純哉 教授 

課題内容

皆さんの身の回りに当たり前の様に存在する金属材料。

実はミクロスケールで色々な工夫が施されています。

そんな金属のミクロな世界を色んな観点で観察してみませんか?

キーワード

金属材料,組織観察,光学顕微鏡,ホログラフィック顕微鏡,走査型電子顕微鏡 

研究室URL: http://metall.iis.u-tokyo.ac.jp 

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