新領域  環境学研究系

環境コース

2024年2月19日(月)~2月22日(木)

1.森林・泥炭火災が大気環境に与える影響(文科可)

戸野倉 賢一 教授

課題内容 

気候変動の影響により世界各地でこれまでにない森林火災や泥炭火災が発生しています。大規模な森林火災や泥炭火災が発生すると、煙害(ヘイズ)による経済的な損失や生活環境に大きな打撃が与えられます。さらに二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスが多量発生します。このプログラムでは、森林や泥炭などのバイオマス燃焼により発生する、温室効果ガス等の成分分析を行うとともに、これらの排出ガスが大気環境に与える影響について考察します。

キーワード

森林、泥炭、火災、温室効果ガス

研究室URL: http://www.tonokura-lab.k.u-tokyo.ac.jp/ 

2.水処理ロボを作ろう:池に浮かべてアオコ対策(文科可) 

佐藤 弘泰 教授

課題内容 

アオコで汚れた池をきれいにするロボットを作りましょう。センサーを使ってエネルギーの消費も最低限に済ませ、温暖化ガス排出抑制にも貢献します。本プログラムでは、水処理ロボの製作や試運転、そして、性能の評価を通じて、ものづくりや水質分析の基礎を体験すると共に、下排水処理の考え方や下水道の持続可能性について学びます。

キーワード

汚水、酸素、センサー、Arduino

研究室URLwwmlab.info

3.浮体のデザインと運動計測(文科可)

平林 紳一郎 准教授

課題内容

課題内容

水上に浮かぶ浮体は、洋上風車や海上空港、洋上都市など人類が活動の場を洋上に展開する際に文字通り下から支える重要な役割を担っています。  人が乗ることができるほどの浮体は本来大きな構造物ですが、その運動は実験室スケールの模型でよく再現することができます。自分の好きな浮体をデザインしてその運動を予測し、実際に模型を使って水槽で計測してみましょう。

キーワード

浮体、デザイン、水槽実験、データ解析 

研究室URL:http://www.orca.k.u-tokyo.ac.jp/HirabayashiLab/

4.複雑環境シミュレーション:流体解析編 (物理、数学、プログラミング、のいずれかに興味があれば文科も可)

奥田 洋司 教授・松永 拓也 講師

課題内容

流体シミュレーションは、自然科学を対象とした学術的研究、ものづくりのための設計支援、物理ベースのコンピュータグラフィックスなど、広範な分野・目的に応用されています。本課題では、環境シミュレーションという切り口で、数値流体解析の先端技術を学びます。受講者が自らの手でプログラミングを行い、「粒子法」による流体シミュレーションを体験します。そして、物理現象のモデリング、シミュレーションの実行、計算結果の可視化などの一連のスキルを習得します。

キーワード

流体力学、コンピュータ、プログラミング

研究室URLhttp://www.multi.k.u-tokyo.ac.jp/ 

5. 音と技術が紡ぎだす 森と人の将来像(文科可)

中村 和彦 講師

課題内容

わたしたちは普段、自然からさまざまな恩恵を受けていますが、その中でも“音”は特に意識しにくいもの。だからこそ、音の側面から捉えることではじめて、自然の真の姿が見えてきます。このプログラムでは、柏キャンパス内の「ユニヴァーシティ・グリーン」とよばれる樹林地を対象として、遠方の東大秩父演習林とも比較しながら“音のフィールドワーク”を行い、感性と情報通信技術が紡ぎだす森と人の将来像について考察します。

キーワード

森林、感性、フィールドワーク、情報通信技術 


研究室URL:https://landscape.nenv.k.u-tokyo.ac.jp/nakamura/